Living in Harmony with Nature

岐阜県加茂郡八百津町を流れる蘇水峡(そすいきょう)は、全長約2キロメートルの峡谷です。
木曽川が作り出した峡谷としてはもっとも下流にあります。
木曽三川三十六景に数えられ、また飛騨木曽川国定公園に指定されています。
木曽川の流れがここから緩やかになるため、かつては材木を筏に縛り付け、犬山・名古屋方面に運ぶ綱場としての機能を果たしていました。
先人たちは、 水・川の力を巧みに使いこないこなし、現在とは違った環境への負荷も小さい方法で山から海へ荷物を運んでいました。

大自然に育まれた八百津
「あるべき姿」を考える

かつて八百津は、木曽川上流で伐採した木材を筏に組む要所であったのと同時に、様々な商品も交易されていた地でもありました。
物資を川で運ぶことを「舟運」と呼びます。山国の特産物は黒瀬街道を人馬に背負われ、中継地の久田見を経て、木曽川の黒瀬湊へと運ばれ、舟に積まれて下流各地へと送られていました。
下りの一艘に載せられる荷物量は四六〇貫(約一七二五kg)で、炭、薪、氷、木材、コンニャク芋、お茶、生糸、雑穀であったとされています。
八百津町は、水、川、風のチカラを上手に活用し、自然のリズムに合わせた暮らしの中で繁栄した町です。
現代では経済活動や生活の変化に伴い、価値観も生活様式もかわりつつありますが、自然と調和した暮らしは、持続可能な未来を築くために重要なアプローチです。
人間社会と地球環境のバランスを保ち健全な未来を実現するために、現代における必要な暮らしのありかたについて考えてみましょう

Sustainable802

コンセプトConcept

森を巡る水、森と水に守られ、潤いをもらって暮らしている人の活動。
その活動もまた、自然環境に影響を与え続けています。

八百津をかたちづくる5つの動きを、「森」「水」「人」「物」「心」と表現します。
それら全てが影響し合い、循環していることに目をむけながら、私たちが生活するこの場所の豊かな環境を維持し続けるために必要なことを学びます。
山と森を上手く使って、バランスがとれていた昔の生活にも目を向け、楽しみながら八百津についての知識を深めてみましょう。