「人工林」は、スギ、ヒノキ、カラマツ、アカマツ、クロマツ、エゾマツ、トドマツなど比較的成長が早く、建築用途に適した針葉樹林からなります。
木材資源としての生産のために、人の手で作られた森林です。第二次世界大戦の復興期から高度成長期にかけて、経済価値が見込めることから盛んに植栽が行われました。

植林後、放置されてしまっている「人工林」

現在、成長したこれら人工林の多くが木材として利用可能になっているにもかかわらず、外国産木材の輸入量の増加や林業の採算性の低下により、国産材供給量は国内全体における木材需要量の約3割に留まっています。
このような林業の生産活動の停滞から、放置され、荒れてしまった森林(人工林)も数多くみられるようになっています。

 

木を消費しながら上手に共存してゆくことの重要さ

荒れた森林は、太陽の光が地面に届かず薄暗いため、地面に草はほとんど生えず、栄養が行き届かない木はひょろひょろと細く建物や道具の材料にすることができません。
また、生き物が住みにくい森林となり、固くなった土は大雨の時に洪水や土砂くずれを引き起こすなど多くの問題を生みだしてしまう一因となってしまってもいます。
人工林は、不要な樹木を伐採する「間伐」など、適切に管理して手入れをしてく必要があります。しかし、山野資源である木材に需要がなければ、きこりは継続的に木を切ることができません。
長い目で見守り、木を消費しながら上手に共存してゆくことが、人にとっても森にとっても自然にとってもプラスに作用してゆくのです。
だからこそ「森林資源の新しい需要」を生みだす必要があります。

 

この体験では、人工林の現状を見学、木が切られてから商品になるまでの流れ、健康な木、森林が私達に与えてくれる豊かな自然環境について考えて行きます。

地元の木を使った木工体験

電気やガスがなかった昔、人は火をおこすために森でたき木を拾ったり、木炭を焼いたりして生活をしていました。

とくに里山にくらす人たちは身近にある森を、エネルギー資源として有効に活用していました。里山林は、そんな風に森と人とが一緒に生活することで資源が循環して成り立っていたのです。
人工林の木を伐って使うとともに、植えて育てることを進めていくことで、未来につながる森林の持続的なサイクルが保たれるということ、木を伐ることは必ずしも悪い事では無いということを理解した後は、地元八百津町の木を活用したモノづくりにチャレンジ。
生活の中に一つ、木を取り入れることから始めよう。身近に木がある快適さを感じ、森林資源の重要さを体感してみよう。
そんな想いを込めた木工体験です。
普段使うことのない道具を使い、木の性質を知りながらあなたの手で作り上げた宝物を持ち帰って下さい。
あなたの日常の中にあるモノを、ひとつ木に替えることで得られるぬくもりを知っていただければと思います。

【体験01】Rat Design Shopによる「八百津の木を使った木工体験 カッティングボードづくり」

八百津町の林業の現場で日本の林業の状況を知り、良い条件の中で健康に育った木に触れる体験です。

このプログラムでは、八百津町に工房を持つ、Rat Desigh Shopさん提案の「八百津町の木を使ったカッティングボードづくり」が体験していただけます。
八百津町本町商店街の中にある、カフェ 兼 木工工房 の中で、アメリカ出身の工房代表 サム・ラットナーさん指導の下、工具の扱い方や、木のメンテナンス方法について学びます。
自分の名前やイラストを描き込んだ、世界に一つだけ。八百津町の木材を活用した、自分だけの「カッティングボード」ができあがります。

体験の詳細を見る

【体験02】名古屋造形大学 学生さんによる「八百津の木を使った木工体験キット」企画

山の資源の活用と、生活の中に一つ、木の製品を取り入れる事を考えた体験ワークショップです。

名古屋造形大学学生のみなさんに企画していただいた「八百津の木を使った木工体験キット」を使用した、木工体験もお楽しみいただけます。
こちらの体験では、八百津町の山林散策や、見行山登山、蒸留体験など「山の資源」を活用した体験と合わせた木工体験をお楽しみいただけます。
以下の体験一覧より、ご希望の体験をご選択ください。

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