「森と水の恵み」は、自然が育み、人の暮らしを潤し、文化を生み出してきました。
八百津町にとっては、まちの魅力の源であり、地域ブランドの中心となるものです。
この「森と水の恵み」という想いは、八百津だけでなく、木曽川流域や岐阜県内の他の地域にも通じる、大切な価値だと感じています。
自然とともに生きる八百津らしさを大切にしながら、未来へとつなぎ、この活動を少しずつ広げていけたらと思っています。
登壇者紹介
基調講演
農林水産省 東海農政局 次長
福井 逸人(ふくい はやと) 氏
農林水産省入省以来、食品流通政策や知的財産政策、地域振興など幅広い業務を経験。
鹿児島県鹿屋市の副市長として地域振興に携わり、文化庁では食文化分野にも従事。
現在は東海農政局次長として、東海地域の農林水産業振興や輸出支援、官民連携の推進を担当。地域資源を活かした持続可能な農林水産業の発展を目指し、現場の声を反映した政策推進に取り組む。
ファシリテーター
特定非営利活動法人 森のなりわい研究所 代表理事
伊藤 栄一(いとう えいいち)氏
農林水産省入省以来、食品流通政策や知的財産政策、地域振興など幅広い業務を経験。
鹿児島県鹿屋市の副市長として地域振興に携わり、文化庁では食文化分野にも従事。
現在は東海農政局次長として、東海地域の農林水産業振興や輸出支援、官民連携の推進を担当。地域資源を活かした持続可能な農林水産業の発展を目指し、現場の声を反映した政策推進に取り組む。
パネリスト
岐阜大学 地域連携推進本部 助教
伊藤 浩二(いとう こうじ)氏
地域資源を活かした持続可能な社会づくりを専門とし、里山や農村の生態系保全、地域資源の循環利用に関する研究と実践を行う。これまで金沢大学や岐阜大学で地域連携や環境教育に従事し、地域住民や学生との協働を通じて、自然と暮らしをつなぐ取り組みを推進。現在は岐阜大学地域協学センターにて、地域の自然環境と社会をつなぐ教育・研究・実践活動を展開。
株式会社POUSSE 武藤 貴子氏
2015 年に岐阜県八百津町へ移住。
地域おこし協力隊として活動をスタートし、起業・定住から10 年。
現在は、WEB 制作・デザインの請負業務を中心に、地域資源を活かした町おこしにも取り組んでいます。
地域に根ざした視点で、デザインと発信を通じてまちの魅力を広げることを目指しています。
八百津町森林組合 参事 井戸 謙悟氏
岐阜県八百津町森林組合 参事。
町の約80%を森林が占める八百津町で、森林資源の持続的な活用と地域林業の振興に取り組む。
山林の適正管理、木材利用の推進、次世代へつなぐ森づくりをテーマに、地域住民や行政、事業者との連携を図りながら、豊かな森林環境の保全と地域経済の活性化を目指している。
Kiidake 武内 久枝氏
「小さな家」と「サウナ」を通して、地域の森林資源を活かし、木とともに暮らす豊かさを提案している。
自然素材が持つぬくもりや香りを大切にしながら、日々の暮らしの中に“森を感じる”空間づくりを実践。
「木と人とのつながりをもう一度見つめ直す」をテーマに、地域と自然が調和し共に生きる未来を目指して活動している。
内堀醸造株式会社 社長 内堀 泰作氏
酢の専業メーカーとして150 年の歴史を持つ。
八百津町の自然に恵まれた環境の中には酢造りにとって大切な「水・空気・微生物」が整っている。
「酢造りは酒造りから」という企業理念の元、まだ世界が見たことのない酢を人々へ届け、社会に貢献したいと考えている。伝統と革新を胸に、高品質で安全な製品を作り続け、国内外へ製品を届けている。
蔵元やまだ 社長 山田 直和氏
小さな酒蔵ゆえ、醸造・営業・広報などあらゆる業務を自ら担うワンストップ型の経営スタイル。
フランスで開催された日本酒コンクール「Kura Master 2023」において、蔵元やまだの「玉柏純米大吟醸」が最高賞(プレジデント賞)を受賞。
山田社長は受賞について「多くの皆様の支えに感謝したい」と語っている。
味噌平醸造株式会社 社長 纐纈 保文氏
明治時代創業の伝統を受け継ぎ、自然環境に恵まれた八百津町で味噌と醤油の醸造を行う。八百津町において、自然環境に育まれた日本の味「醤油」「味噌」の醸造を行っている。「伝承の天然醸造の製法」を守ることをモットーとしており、昔ながらの味を八百津町の気候を活かした製品づくりを通じて、日本の食文化と地元の魅力を発信している。

シンポジウム森のある暮らしin八百津