2025年12月11日(木)、シンポジウム「森のある暮らし」を無事開催いたしました。
平日にも関わらず、本当に多くの皆さまにご参加いただき、心より感謝申し上げます。会場には終始あたたかな空気が流れ、森や地域の未来について一緒に考える、非常に有意義な時間となりました。

基調講演では、東海農政局(鹿屋市副市長)福井逸人氏をお迎えし、
「一次産業を活かした地域の魅力づくりとその発信について ~鹿児島の事例を参考に~」と題してご講演いただきました。
「私の話はアイスブレイクとして使ってください」と事前にお話しされていた通り、講演が始まると会場は笑いに包まれ、気づけば参加者全員が福井氏のペースに引き込まれていました。
自ら楽しみながら周囲を巻き込み、地域に“トルネード”を起こしていく鹿屋市のまちおこしの事例は、難しくなりがちなテーマでありながら、あっという間の60分。
まさに「学び」と「笑い」が両立した時間でした。
その後は、「80%山のまちを元気にする協議会」による話題提供。
福井氏の熱量あふれる講演の直後という、ある意味で非常に緊張感のある流れではありましたが、「森」「水」「人」「物」「心」それぞれが影響し合い、循環していくことの大切さについて、改めて共有させていただきました。

後半は、森のなりわい研究所・伊藤栄一先生をファシリテーターに迎えたパネルディスカッション。
内堀醸造株式会社、蔵元やまだ、味噌平醸造株式会社、八百津町森林組合、Kiidakeの各代表、そして岐阜大学の伊藤浩二先生にもご登壇いただき、それぞれの事業や立場から見た八百津、地域や森に対する想い、大切にしている価値観について語っていただきました。
今回のシンポジウムを、今後の活動に向けて、より一層連携を強めながら進んでいくための大切な「きっかけ」にしていきたいと考えています。
ここで起きた小さな“つむじかぜ”を、東海農政局の皆さまが起こす大きなトルネードを目標に、地域全体を巻き込む力へと育てていきたい。
そんな想いを共有できた一日となりました。
ご登壇・ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
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